ビジョンプロセッサ

「PEKAT VISION」のディープラーニング能力とルールベース画像処理ソフトウェア「IMPACT」の長所を「MX-G2000」ビジョンプロセッサの驚異的な処理性能を活用し、産業用途でこれまでになかった欠陥検査と品質保証を実現します。

使いやすく強力なAIベースの産業用検査ソフトウェア・PEKAT VISIONは、異常検知、表面検査、オブジェクト検出/欠陥検出、画像分類、OCRの各モデルに対し、教示(アノテーション)や学習、検査プロジェクトの検証・評価など包括的な機能を提供します。プログラミングは不要です。

IMPACTは、数十におよぶ画像前処理、色分析、対象物の位置特定、精密な計測、1D/2Dコードリーダーなどを提供し、検査機能をさらに拡張します。

高い投資対効果でエッジにおける 堅牢な品質管理を実現

最大4台のPoE GigEカメラを同時接続可能です。 Datasensingの最大20MPのカラーまたはモノクロのエリアスキャンカメラやウェブ外観検査での欠陥検出に最適なラインスキャンカメラを簡単に接続可能です。学習や推論は内蔵のGPUで直接実行されますので、追加のPCやサーバー、もしくはクラウドコンピューティングの必要がなく、全体的なコスト、ネットワーク帯域幅への負担 、不正アクセスの心配も低減します。

ディープラニングと
ルールベース手法
ディープラーニングとルール
ベースアルゴリズムの融合に
より、より多くのアプロケー
ションへの対応が可能となり
ます
優れた処理能力
NVIDIA® RTX™ A4000 GPU
と第12世代INTEL® i5
CPUによる高速処理、マシ
ンビジョン・エッジAI向け
の産業用PC
エッジでの処理
学習や推論が内蔵のGPUで
直接実行されますので、追
加のPCやサーバー、もしく
はクラウドコンピューティ
ングの必要がありません
4台のGigEカメラを
サポート
最大4つの独立したPoE
GigEカメラをサポートしま
すので、PoEインジェク
ターやPoE対応ハブを追加
する必要がありません

ディープラーニングとルールベース手法の融合

ディープラーニングとルールベース処理のダイナミックな相乗効果で、産業分野でのオートメーションに総合的なソリューションを提供します。

既存のルールベース処理の手法は、画像の前処理、正確な測定、1D/2Dコードの読み取り、色の分析などに優れています。一方、我々の最新ディープラーニングソフトウェアは、ランダムで予測不可能な欠陥を簡単に特定し、物体検出・分類、表面検査、およびさまざまな素材上の文字を読み取りが可能です。

当社のビジョンプロセッサ内で、これら異なる2つの手法が協調して機能することで、産業分野での多様な自動化ニーズに応えます。

 

1件の検査で2つの手法を組み合わせた事例

シームレスな統合による

多様な産業分野向けソリューション

MX-G2000ビジョンプロセッサは、過酷なインダストリ環境向けに特別に設計されており、さまざまな生産ラインに簡単に導入することができます。要求の厳しいタスクに対する十分な処理能力を持ち、プリインストールされたPEKAT VISIONは、多様な産業分野で信頼性の高いビジュアルインスペクションと品質保証ための能力を提供します。

最新のコンピューティング技術

MX-G2000ビジョンプロセッサは、製造環境で求められる要件を念頭に置いて設計されており、NVIDIA® RTX A4000グラフィックスと第12世代Intel® i5プロセッサーを搭載し、要求の厳しい産業分野向け用途において高い演算能力を発揮します。短時間でモデルを学習したり、高解像の画像から欠陥を検出したり、何百ものツールを使って複雑なアプリケーションを作成したりと、 MX-G2000の高い能力をを実感してください。

ProcessorIntel Core i5-12500TE (Alder Lake) 1.9~4.3 GHz 6-core 35W
Memory (RAM)32 GB SO-DIMM DDR4 2666
Primary Storage512 GB M.2 NVMe SSD
Graphic CardNvidia RTX A4000 GPU -16GB (incl. Aux PCIe Power Board & Cables)

広範なコミュニケーションと

インテグレーション

MX-G2000ビジョンプロセッサは、多くの産業分野のアプリケーションに柔軟で汎用性の高いソリューションを提供します。レガシーポートと近年の新しいインターフェースを採用しており、産業分野の自動化で使われる大半の機器との互換性が確保されています。

MX-G2000の配線の事例

 

MX-G2000 のメインI/Oポート

よくある質問

カメラはこのビジョンプロセッサに付属していますか?

いいえ、別途購入する必要があります。データセンシングでは、最大20MPのエリアスキャンカメラやウェブ外観検査に最適なラインスキャンカメラなど、カラーもしくはモノクロカメラを豊富に取り揃えています。もちろん、レンズやフィルターなどのアクセサリーも豊富に取り揃えています。

ソフトウェアは含まれていますか?

カメラ1台をサポートするPEKAT VISIONソフトウェアライセンスから、カメラ4台のサポートに加えIMPACTまでをも含むフルライセンスまで、お客様のニーズに合わせたライセンスオプションをお選びいただけます。お見積もりは、弊社営業チームまでお問い合わせください。

インターネット接続のないスタンドアロンPCとして工場で使用できますか?

もちろんです。ビジョンプロセッサの利点のひとつは、学習も推論もインターネット接続が必要ないことです。すべてをビジョンプロセッサ本体で行うことができます。

MX-G2000ビジョンプロセッサに、IMPACTのライセンスは含まれますか?

IMPACTのライセンスはオプションです。オプションやお見積もりについては、弊社の営業担当までお問い合わせください。

PEKAT VISIONのライセンスはどのようなものですか?毎年更新する必要がありますか?

ライセンスの更新は必要ありません。ビジョンプロセッサをご購入いただきますと、lifetimeライセンスが付与されます。お客様が購入されたオプションに応じ、1〜4台までのカメラでPEKAT VISIONをお使いいただけます。

ライセンスはMX-G2000ビジョンプロセッサに限定されますか?

はい、すべてのライセンスは購入されたビジョンプロセッサに限定されます。特定のデバイスに限定されないライセンスをご希望の場合は、弊社営業までお問い合わせください。

1度の検査で、IMPACTPEKAT VISIONを実行できますか?

はい、ビジョンプロセッサを両方のソフトウェアを購入された場合、単一の検査内でそれらを同時に実行できます。MX-G2000ビジョンプロセッサを起動すると、PEKAT VISIONを単独起動するか、IMPACTとPEKAT VISIONを統合的に起動するかのオプションが表示されます。後者の場合、PEKAT VISIONはIMPACT環境内で動作します。これにより、IMPACTで画像の前処理や測定などのタスクを実行した後、PEKAT VISIONで異常検査を行うなど、シームレスなワークフローが可能となります。PEKAT VISIONの結果は、IMPACTのGUI上に表示され、全体の結果はEthernet/IP、Modbus、OPCなどのさまざまな産業プロトコルを使用して他のデバイスに送信できます。

検査結果を画面で確認できますか?

はい。PEKAT VISIONのみを使用する場合は、PEKAT VISIONの標準GUI上ですぐさま検査結果を確認、もしくは工場での使用を想定した簡易的な独自のOperatorビューで確認することができます。IMPACTソフトウェアを使用する場合も同様に2つのオプションがあります。標準のIMPACTビュー、もしくはPEKAT VISIONとIMPACTの両方の出力表示できる独自のOperator HMI(human-machine interface)で確認できます。OperatorビューやOperator HMIはそれぞれのソフトウェア上で簡単に作成することができます。

MX-G2000ビジョンプロセッサは複数のカメラを同時に扱うことができますか?

はい、最大4台の独立したPoE GigEカメラを同時に接続できます。

MX-G2000ビジョンプロセッサは産業用途で使えますか?

もちろんです。産業用途向けに特別に設計された堅牢なコンピューターです。

MX-G2000ビジョンプロセッサを既存の生産ラインに簡単に組み込むことはできますか?

MX-G2000ビジョンプロセッサは、既存の生産ラインにシームレスに統合できるように設計されています。PEKAT VISIONとIMPACTのどちらも、多くの場合プログラミングの必要がなく簡単に統合できます。さらに、近年の新しいインターフェースの他、レガシーポートも搭載しており、幅広い産業用システムや機器との互換性を高めています。

MX-G2000ビジョンプロセッサのオペレーティングシステムは何ですか?

Windows 10 IoT Enterprise 2021 LTSCで動作します。

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